2006/07/04
民主党農林漁業再生本部が利尻島・猿払村を視察し意見交換
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民主党農林漁業再生本部と民主党水産振興議員連盟は、3日から4日にかけて北海道利尻町と猿払村の視察を実施し、意見交換を行った。
一行は、利尻島では、「利尻町ウニ種苗生涯センター」を訪問。田島順逸町長より、同センター設立などについての説明を受けた。同センターでは、ウニ等の磯根資源が年々減少し厳しい漁業環境になり、自然発生のみでの資源回復は不可能になっていることから、つくり育てて獲る漁業への転換をめざしており、受精から15ミリの大きさまで育て、その後、放流している。
次に一行は猿払村を訪れ、猿払漁業組合の関係者らとの意見交換会を行った。冒頭、山田正彦『次の内閣』ネクスト農林水産大臣より、第164回通常国会で「民主党農林漁業再生プラン」をもとに立案し提出した「農林漁業再生基本法案」(食料の国内生産及び安全性の確保等のための農政等の改革に関する基本法案)についての説明があり、野党の議員立法であるにも係わらず、36時間もの審議時間を確保して、与野党で両法案の議論をしてきたことを指摘。漁業組合の出席者からは、魚価の安定制度、農林水産省の管理の問題などについての意見が出された。同漁業組合は、ほたての稚貝を購入し放流して、いわゆる海の農場を実践している。
なお、今回の視察には、田名部匡省両院議員総会長、山田正彦ネクスト農水相、黄川田徹衆議院議員、内山晃衆議院議員、地元北海道12区の松木謙公衆議院議員らが参加した。
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