2006/08/01
【NPO局】シンポジウム「子供が生きる地域社会を考える」開催
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1日夜、党本部で、党NPO局主催(共催:市民政策議員懇談会、協力:市民がつくる政策調査会)のシンポジウム「子どもが生きる地域社会を考える」〜子どもの居場所づくりとNPO〜 が開催され、子どもの居場所づくりを通じた地域の再生とNPO、行政、政治の役割などに関する活発な意見交換が行われた。
NPO局次長の田島一成衆議院議員が総合司会を務めたシンポジウムの冒頭、近藤昭一NPO局長(衆議院議員)が開会の挨拶に立った。近藤局長は、結党以来、地方主権・地方分権を党是としている民主党の取り組みにも言及した上、地域で行動する方々と、子どもたちの安全や居場所に関する有意義な意見交換をしたいと挨拶した。
シンポジウムは、三沢直子氏(明治大学文学部教授/コミュニティ・カウンセリング・センター代表)による基調講演「子どもにはなぜ『居場所』が必要なのか」で始まった。三沢氏は、HTPテスト(家と木と人を入れた絵を子どもに描かせるテスト)の資料を示し、子どもが多様な人間関係の中で育つことができる環境と、子どもの発達との関係などについて講演した。
続いての事例報告では、仲川元氏(奈良NPOセンター事務局長)が「学校・行政との協働による子どもの居場所づくり」と題して、地域子ども教室推進事業の取り組みについて説明した。増田良枝氏(フリースクール全国ネットワーク代表/越谷らるご理事長)は「フリースクールの取組みから」と題し、映画制作活動などのプログラムを紹介した。
パネルディスカッションには、三氏に加え、NPO局次長の水岡俊一参議院議員がパネリストとして登壇し、冒頭、これまでNPO局と市民政策議員懇談会が進めてきた、さまざまなNPO団体との意見交換会の概要を説明。「子どもと安全」をこれからの政策課題に取り入れたいという考えを示した。
菅原敏夫氏(地方自治総合研究所研究員)のコーディネートのもと、各パネリストは、これから必要な施策や行政・政党との連携、また地域で展開させたい活動などについて意見を交わした。参加者の方々からも、さまざまな質問・意見が寄せられ、シンポジウムは盛況のうちに終了した。
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