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2006/08/06
輿石参院会長、山梨県連研修会で挨拶 参院選勝利へ強い決意示す


 輿石東参議院議員会長は6日午後、山梨県笛吹市で開催された民主党山梨県総支部連合会の第1回夏季研修会で挨拶し、行き詰まる日中関係に強い懸念を示しつつ、来年行われる参議院議員選挙での勝利に改めて強い意欲を示した。

 研修会では、坂口岳洋山梨県第2区総支部長の挨拶の後、山梨県連代表の小沢鋭仁衆議院議員(団体交流総局長)も挨拶に立ち、この日の研修会で学ぶ日本の戦後処理の問題について触れ、「結党の思いを再確認して、次なる展開をめざしたい」と述べた。また、現下の政治情勢についても、「(民主党は)結束して党運営が行われている」と指摘。山梨県連が、「全国の先頭に立ってがんばる」との決意を示した。また、今回の研修会についても、「しっかり勉強して、しっかり外で汗をかく」ことが重要だとした。

 続いて、この日放送されたNHKの「日曜討論」に出演したばかりの、山梨学院大学の小菅信子教授が、「日本の戦後和解について 〜東京裁判の見直しと、これからの日中関係について」と題して講演。参加者との間で活発に質疑応答も行われた。

 また、この日の研修会の最後には、輿石東参議院議員会長が挨拶に立ち、小菅教授の話も引きながら、行き詰まる日中関係について、「日本には次の一手があるはずだ」とし、「小沢代表を先頭に次の一手を打とう」、「今こそ民主党の出番だ」などと訴えかけた。そして、先月の小沢一郎代表・菅直人代表代行・鳩山由紀夫幹事長との中国訪問についても触れ、胡錦涛国家主席が小沢代表に述べた「歴史を鑑とし、未来に向かう」との言葉も紹介。小泉首相の靖国神社参拝問題についても、「一私人としてなら心の問題と言える」が、「私人では済まされない問題だ」などと厳しく批判を展開した。

 輿石参院会長は更に、「ぶれない、逃げない、先送りをしない」との政治哲学の重要性を強調しつつ、このまま自民党政治が続けば、「日本の民主主義も政治もおかしくなる」との厳しい認識を示し、国民各層の期待感も高まっているとして、来年の参議院選挙での勝利に向けて強い意欲を示した。

 最後に後藤斎衆議院議員も挨拶し、統一地方自治体議員選挙や参議院選挙での勝利の重要性を強調し、参院選での自公過半数割れをめざして全力を尽くしていくとし、参加者全員の一層の奮闘を呼びかけた。
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