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2006/06/14
福井総裁問題など事実解明不十分なら閉会中審査も 野党国対で


民主党と共産党・社民党の野党三党による国会対策委員長会談が14日午前、国会内で行われ、社会保険庁の年金偽装問題や福井日本銀行総裁の村上ファンド投資問題についての審議の内容が不十分な場合、閉会中審査も求めていくことで意見の一致を見た。

 会談にはわが党から、渡部恒三国対委員長に加えて荒井聰・平野博文両国対委員長代理も出席。会談後には、荒井国対委員長代理が記者会見を行った。この中で荒井国対委員長代理は、16日に衆議院の厚生労働委員会で集中審議が行われるほか、財政金融委員会でも日銀からの報告を受ける予定になっており、ここで福井総裁の投資問題についても当然審議が行われるとの見通しを示し、これらの審議で「事実が明らかにならないような場合には、閉会中審査も求めていくことを、三党間で合意をした」と述べた。

 このほか、今通常国会を振り返り、秋の臨時国会への意気込みなどについて、意見交換をしたところだなどと、荒井国対委員長代理は明らかにした。また、昨日行われた、「拙速な米国産牛肉の輸入再開を止める国民大集会」が成功裏に終わったことについても話題に上り、今後も野党間で統一のテーマをもってこうした運動を展開していくことについても意見交換が行われたことも、明らかにされた。
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