ニュース 2006/10/18 野党国対委員長会談を開催　今後の国会対応などで意見交換 　１８日午前、国会内で、野党国対委員長会談が開かれた。終了後、高木義明国会対策委員長が会見し、概要を報告。中川自民党政調会長発言、北朝鮮制裁への対応、教育問題について会談で指摘したと述べた。 　中川自民党政調会長が報道番組で、日本の核保有の議論に論及したことについて、高木国対委員長は「国際社会に誤ったメッセージを送ることになり、言語道断」と指摘。原爆の惨禍を身をもって体験している日本では非核三原則が国是であること、ＮＰＴ条約による核の不拡散体制を崩しかねないことにも触れ、与党の政策責任者の発言について機会を捉えて追及するとの考えを示した。 　今後新たに検討される日本独自の対北朝鮮制裁を審議する際の対応については、関連する委員会に官房長官の出席を求めるなど、一体的な取組みが必要との見解を示した。 　教育問題について高木国対委員長は、教育基本法の改正については国民の関心の中で十分な審議を行うことが望まれると指摘したほか、学校現場でいじめによる自殺という痛ましい事件が多く起きていることに言及。「教育関係者として緊急に取り組むべき」であるとの意見を示し、各党から賛意が表されたとした。 　同日午後に開かれる党首討論について記者から問われた高木国対委員長は、小沢一郎代表が元気な姿を示し、豊かな経験とリーダーシップを発揮して、安倍首相に堂々と議論を行うよう諭す場になるのではと期待を示した。また、この機会を通じて、国民の皆さんに民主党の主義・主張を訴えたいとした。