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2006/10/21
生活から遠い官僚任せの政治にNOを!鳩山幹事長、大阪府茨木市で訴え




 鳩山由紀夫幹事長は21日の夕方、衆議院大阪府第9区補欠選挙が行われている大阪府茨木市で街頭演説会を開き、詰め掛けた聴衆、支持者らに国民のための政治を取り戻そうと訴えた。

 鳩山幹事長は、「小泉政治は、財政再建という聞こえのいい言葉を使い、サラリーマンや、お年よりなどから、受益者負担という美名の下、払うのが当然だとばかりに滅茶苦茶な負担を増やしてきた」と指摘。その結果として小泉改革はホリエモンなどの高所得者には減税し、弱い人には負担を強いる構造をつくりあげたとして、常に弱者を切り捨ててきた小泉政権を厳しく批判した。そのうえで、「官僚が作り上げた、生活実感からまったく程遠い小泉さんの政策を受け継ごうとしている安倍政権に二重丸など与えることはできない」と訴えた。

 北朝鮮による核実験の問題にも触れ、「私たち民主党は、この問題については極力政府に協力をして、北朝鮮の核が放棄されるよう、一緒に努力をしようと考えている」と前置き。ただそうしたなか、麻生外務大臣、中川自民党政調会長らが核保有論議を提起し、非核3原則を無視するかのような発言を行った問題に憂慮を示し、「日本は世界でただひとつの被爆国である。だからこそ日本は未来永劫核を持たず、他国に(対して)核を持たないようにしよう、持っている国は核を放棄しようと訴えていくリーダーシップを果たさなければならないのだ」と語り、核保有を進めるかのような安倍政権の動きに、強い懸念を改めて表明した。

 そして、鳩山幹事長は、「民主党もまだまだ欠点がたくさんある。それを私たちは承知しており、ひとつひとつ正していく」と述べたうえで、「是非民主党へ皆さんのお力を貸していただきたい」として、民主党へのさらなる支援、支持を聴衆に呼びかけた。
 
 街頭演説会には、民主党大阪府連代表平野博文衆議院議員をはじめ、衆参の多くの国会議員も駆けつけ、民主党への支持を訴えた。
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