ニュース
ニュース
2006/10/26
4点の共闘強化で合意 野党4党幹事長・書記局長会談


 野党4党(民主党・共産党・社民党・国民新党)の幹事長・書記局長会談が26日午後、院内で開かれ、教育基本法の政府案の今国会で成立阻止、沖縄知事選での糸数慶子候補の勝利、麻生外相、下村官房副長官の発言追及、格差など国民生活に直結する課題の院内での追求、の4点で共闘していくことで合意した。

 会談後、各党の幹事長そろって記者会見し、4点での合意の意義を強調した。

 鳩山由紀夫幹事長は、教育基本法改正案に関して「教育再生会議の発足、いじめの問題も起きている。拙速に議論を進めるべきでない」として、慎重な審議を進め、国民の理解を得るべきだとした。

 麻生外相の発言(核保有議論)に関しては「許せない発言。日本こそが核廃絶のリーダーシップを発揮しなければならない立場」と、今後野党がそろってさまざまな場で徹底的に追及することを明らかにした。

 下村官房副長官の発言(従軍慰安婦をめぐる河野官房長官談話への疑問)に関しても「歴史認識に関する問題で看過できない。総理と官房副長官の認識が異なっている」として追及するとした。

 また、記者の質問に、「野党党首会談については、必要な時がくれば開催する」と答えた。
記事を印刷する