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2006/11/14
高木国対委員長、再び麻生外相の罷免要求する方針示す


 14日午前、国対役員会が開催され、高木義明国会対策委員長が冒頭で挨拶した。

 麻生外相の罷免要求に対して、昨日13日付けで下村官房副長官が文書で回答してきたこと、これを受けて野党4党の幹事長・書記長会談が開かれたことを高木国対委員長は報告。「本日も緊迫感がある対応が迫られる。ぎりぎりのところでの攻防を続けている」と状況を述べた。

 また「麻生外相の核保有議論発言は看過できない。防衛庁長官、国交相なども核保有に対して反対の意見を表明しているにも拘らず、安部総理は麻生外相が繰り返し発言していることを容認している」と厳しく批判した。

 さらに、外相の任命権を持つ安部首相に対して申し入れたにもかかわらず、回答が塩崎官房長官の名前で行なわれたことに対し、同日午前中に野党4党で再度、安部首相に対して罷免要求を行なうこととし、同日中の回答を求めることを明らかにした。「回答次第では重大な決意で対応をとらなければならない」と厳しい態度を示した。

 加えて、河野衆議院議長にも一連の核保有議論に対する外相発言に対し、議会を冒とくする行為だとし、院の権威保持に向けた働きかけを求める申し入れを同日午後に行なうことを決めた。

 高木国対委員長は教育基本法の審議についても言及。「『いじめ』『やらせタウンミーティング』に対してしっかりとした審議がなされていない。伊吹文相は『タウンミーティングを経て、国民の理解を得た。幅広く声を聞いた』と国会答弁で13回も発言している。我々はしっかりと審議を行い、これらの件についても厳しく追及していく」と述べた。
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