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2006/11/22
現状維持の自民に対し改革推進が民主 代表、水戸の会見で


 茨城県議会議員選挙決起集会のため茨城県入りした小沢一郎代表は22日、水戸市で会見。茨城県下で2年前の参院選で民主比例票が自民票を上回るなど、国政では優位に立ちながら、地方議会では劣勢となっている要因について、「全国どこでも同じ傾向だが、日本の投票行動では、地域の人間関係やしがらみによる影響が地方選では強く出て、国政とは違った投票行動になっていく」と分析。そのうえで、「それだから仕方がない」というのではなく、恒常的な有権者とのふれあいや語らいを通じて、自らの、そして党の基盤を強くしていく地道な活動が重要だとの見方を示した。

 茨城県議会議員選挙の位置づけについては、地方においてさらに理解者、支持者を増やしていくにはやはり県議会選挙は県政に大きな影響を持つので重要だとの認識を示し、11名の候補者を擁して、来るべき県議選の臨む体制が整ったことについて「大変いいことだと思っている」と述べた。

 自民党との違いは何かとの問いには、基本的に自民党は現状維持だとまず指摘。連日、事件報道がテレビ・新聞を賑わすような、日本の現状に満足している国民は少ないとの認識を示したうえで、そうした現状に対して民主党は改革の推進を目指していると表明。「現状を変えるには政権をかえなければならない。今の政治そのものをまず変えなければならない」と述べ、官僚機構によって動かされている日本の政治を、国民に選ばれた政治家の手で政治の決定と実行を行っていく政治に変えていかなければならないとした。

 自民党造反議員の復党問題については、「基本的には他党のことを論評する必要もないが」と前置きしたうえで、復党を願う議員自身も、また自民党側も国会議員として自らの考えのもとで行うべきだと指摘。「そういった行動がいいのか悪いのか、国会議員としてそれが妥当か筋道が通ったことかそうでないかは国民が判断することだと思う」とも語った。
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