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2006/12/23
参院選富山選挙区に三党推薦で森田氏擁立へ 小沢代表ら会見
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小沢一郎代表は23日午後、富山市を訪れ、市内で記者会見を行った。この中で小沢代表は、来夏の参議院選挙富山県選挙区において民主党が、社民党や国民新党とともに、医師の森田高氏を推薦して擁立する意向であることを明らかにし、その決意を語った。
森田氏は富山県出身で、1967年生まれの39歳。森田氏は会見の冒頭、来夏の参院選で富山県から立候補するにあたっての決意を披露し、医療や介護の再生にかける思いを熱く語るとともに、「生まれ育った富山の皆さんとともに仕事を成し遂げたい」との決意を述べた。
続いて小沢代表も発言し、「森田君という、大変素晴らしい人物を見出すことができた」として、森田氏が祖父の代から地域医療発展のために尽くしてきたことを明らかにするとともに、「『医は仁』という言葉が昔からあるが、政治も同じように本当にみんなのために尽くし努力するという心構えは全く同じことだ」と指摘した。そして、「大変純粋で素直な誠実な人柄だ」として、「日本の政治に一番欠けているのがそういった要素だと思っているので、彼の清新で誠意ある人柄を、十分県民の皆さまに理解していただきたい」などと語った。
また小沢代表は、これから正式の推薦要請を行う国民新党の理解も必ず得られるとの認識を示すとともに、現在のわが国の政治ではダメだと思う人々が、ともに自公政権と戦うのは、「大変に意義あることだ」と指摘した。
なお、この会見には、社民党から又市幹事長も出席。民主党から、村井宗明衆議院議員、広野ただし参議院議員も同席した。
小沢代表は、会見に先立って、党富山県連常任幹事や支援労働組合の皆さんとの懇談も実施した。小沢代表は参加者に対して、来夏の参院選を「まさに天下分け目の戦いと位置づけている」とし、「何としても、野党で過半数、自公の過半数割れを実現する」との目標を改めて強調。「全国で29の1人区、これがまさに過半数を獲れるかどうかの分かれ目」だとした。
そして、富山県においては、「色々いきさつがあることは重々承知しているが、野党が協力して自民党に対抗して、これに打ち勝つという態勢ができたことを、私は大局的な見地に立って考えて、良かったと思っている」と述べ、「他の県においても2つないし3つ、共闘でやっていこうという所がたぶん出てくる」との見方を示した。
小沢代表は更に、「お互いに反自公の立場にある者がそれぞれ争っていたのでは、自公を利するだけだ」と述べるとともに、富山県選挙区の重要性を強調。「党本部として最重点地区として、全力ででき得る限りのご協力をさせていただきたい」などと語って、参加者の一層の協力を要請した。
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