ニュース
ニュース
2006/12/28
参院秋田選挙区に松浦氏を共同で擁立へ 小沢代表ら秋田で会見


 小沢一郎代表は28日午後、秋田市を訪れ、来夏の参議院議員選挙秋田県選挙区に、社民党や連合秋田、鈴木陽悦参議院議員とともに、松浦大悟氏を擁立する意向を明らかにした。小沢代表は秋田市内の記者会見に、松浦氏らとともに出席し、参院選に臨む決意を改めて語った。

 松浦大悟氏は、元秋田放送アナウンサーで現在37歳。会見の冒頭に松浦氏は、「今、この政治の流れを変えなければ、秋田県は這い上がれないところまできているのではないか」との危機感を語り、「私は政治の流れを変えたい」と述べた。そしてそのために、「地方切り捨て政治を止める」ことと「税金のムダづかいを止める」ことが必要だとし、「これは自民党ではできない」と指摘。「自民党に代わる政権を立てなければならない」と力強く決意を披露した。

 続いて小沢代表も発言し、民主党と、社民党、連合秋田、鈴木議員の四者によって、「今日、こうして若く素晴らしい候補者を選考していただいたことに大変感謝しているし、大変力強く思っている」と述べた。そして、「若い世代の人が政治に関心を持ち、政治に積極的に参加をしてくれるということは、わが国の将来にとって大変素晴らしいことだ」とし、「県民の皆さまの広く力強いご理解とご支援を賜るようお願いする」などと語った。また、松浦氏個人についても小沢代表は質問に答え、「非常に明るく、行動力があり、積極的に政治に参加し、誠心誠意がんばってくれる人柄だ」などと高く評価した。

 他の野党などとの選挙協力についても小沢代表は、「弱者切り捨ての自民党政治ではダメだと、本当に国民の皆さんのためを思う政治を実現しなければならないと、われわれと同じように考えている人たちには、可能な限りお願いをしたいと思っている」との意向を改めて表明した。

 なお、今回の記者会見には、民主党から寺田学衆議院議員らも出席。地元選出の鈴木陽悦参院議員、社民党の山本元衆院議員、連合秋田会長らも同席した。
記事を印刷する