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2006/12/28
反自民の人々の力を総結集して参院選へ 秋田の会見で小沢代表


 小沢一郎代表は28日午後、秋田市で行われた記者会見で記者団の質問に答え、佐田行革相辞任問題や2006年を振り返っての所感などについて語った。

 佐田行革相辞任問題に関しては、報道が事実とすれば、虚偽記載は「非常に奇異」な行為であり、「なぜこういうことになったのか、理解しにくい」とし、「会見で何の事実関係の説明も釈明もなかった」ことを小沢代表は批判。「真実をきちんと本人自身も説明すべきだし、内閣としても総理自身がイニシアティブをとって、国民に分かりやすく事実関係は説明しなければならない」などと所感を語った。そして、「うやむやのままに辞めてしまって、事実を全く示さないということになれば、それはかえっておかしい、責任を問われることになるのではないか」などとした。

 代表に就任した2006年を振り返っての所感についても小沢代表は質問に答え、自らの代表としての使命として、「来年の参議院選挙において、野党が過半数をとる」、「国民を無視し続ける自民党政治を変える」ことを改めて挙げ、「ひたすらその一点に集中して今日までやってきた」とした。そして、「1人区の候補者の擁立もメドが立った」としつつ、「参院選に向けて更に一層、候補者ともども必勝を期して、私が体力の続く限りできることを全力でやる」との決意を力強く語った。

 また、千葉7区の補欠選挙をはじめとして、今年行われた各級選挙についても、「勝敗は別として、みんなで一生懸命力を合わせてがんばろうという意識は、民主党のみんなの中に芽生えてきたのではないか」とし、その意識を更に強く持って政権をめざす必要性を強調。「政権を獲って初めて、国民のための政治を実行することができる」とし、「今の自民党政治では国民は救われないと思う全ての人の力を結集して、来年の7月を迎えたい」などと語った。
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