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2007/01/04
国民無視の自公政権に終止符を打つ 小沢代表、伊勢で決意語る




 小沢一郎代表らは4日午後、三重県伊勢市を訪れ、地元三重県選出の衆参国会議員らとともに伊勢神宮を参拝した。また参拝後には同市内で記者会見を開催。今年の夏に行われる参議院議員選挙で勝利し、国民生活を無視した自公政権に終止符を打つとの決意を改めて力強く語った。

 小沢代表は会見の冒頭、「実は私はこうして(伊勢神宮に)お参りさせていただくのは初めてだ」として、「今年、民主党の代表として参拝できた」ことについて、「自分にも大きな記念になり、記憶に残る参拝だった」と所感を述べた。

 参院選についても小沢代表は言及し、「最大の政治決戦」として全力を挙げ、「一致して良い結果を出すことができるよう、国民の理解・支持が得られるよう、各人が最善を尽くして努力して貰いたいし、努力したい」などと語った。

 小沢代表は更に、「この参議院選挙において野党で過半数を得て、今日の自公政権による色々な歪み・矛盾や、国民生活を無視した政治に終止符を打たなくてはならない」との決意を改めて力強く語り、「私自身も、今までの政治生活の総決算のつもりでこの参議院選挙に臨みたい」とした。

 高橋千秋参議院議員(党三重県連代表)も特に発言し、伊勢神宮での多くの人出の中で「こんなに多くの人と握手をした代表は初めてだ」とし、「参議院選挙の必勝をめざして、私たちもがんばっていく」との決意を力強く語った。

 また小沢代表は、記者団からの質問に答える形で、知事選等での相乗りの問題について触れ、「地方選挙においても、政権与党に後からついていったのでは、いつまで経っても民主党として基盤もできないし、地域の皆さんの理解と支援を得ることはなかなか難しい」との認識を改めて示し、「民主党は、民主党としての存在理由を選挙を通じて主張する」ことこそ重要で、「自らの政治姿勢を主張することを通じて初めて、有権者の選択の余地が生まれるし、政府与党との違いが明らかになる」と指摘。「政権を担って国民の負託に応える政党であるなら、選挙を通じてしかその方法はない」と語った。

 基本政策の中でも重要視する政策は何かとの問いに対しては、「国民の生活に身近な問題」で、「分かりやすい訴え方」をするという二つが大きな要素になると小沢代表は指摘。国民に訴えていく立場にある国会議員や候補予定者が、いち早く理解を進めることができるようにするため、その選定作業を早急に進めていくとの意向も明らかにした。また小沢代表は、衆参同日選に関する問いについて、「同日選挙があろうがなかろうが、選挙を通じて国民の皆さんの理解を得て、多数を構成することができるように全力を尽くしたい」などと語った。

 なお今回の伊勢神宮参拝及び記者会見には、地元選出の岡田克也(副代表)・中井洽・中川正春・森本哲生の各衆議院議員、高橋千秋・芝博一各参議院議員のほか、奥村展三総務委員長代理(役員室担当)らも同行・同席した。
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