ニュース
ニュース
2000/01/12
「太田さんは官僚臭さのない魅力的な人」鳩山代表が大阪府知事選へ強い意欲
民主党の鳩山由紀夫代表は12日の記者会見で、前日の常任幹事会で推薦を決定した大阪府知事選挙候補予定者の太田房江さんについて「個人的にも知っているが、官僚臭さがなく大変魅力ある人」と述べながら、「大阪は経済再生が第一の課題。商工問題に知識が深い太田さんは候補者としてぴったりだ。自民党は本部と地元の対応が割れたが、そうした次元を超えて本当に府民に役立つ知事を誕生させるため支援していきたい」と、全国初の女性知事実現に向け、強い意欲を示した。

 また全国銀行協会が、自民党からの政治資金要求の有無について釈明を求めた民主党銀行監視プロジェクトの質問状に「協会についてはそのような事実はない」「個別の銀行にそうした要請があったかについては知る立場にない」などと回答したことについて、鳩山代表は「(献金要請が事実なら)かつての造船疑獄に匹敵する事件となる可能性があり、今後個々の銀行についても事実の究明に向け取り組んでいく」と表明した。

 さらに鳩山代表は、去る10日に訪れた徳島県の吉野川第十堰について、「先人の環境に配慮しながら人の命を守ろうという工夫をくみ取ることができた」と感想を述べるとともに、「今の日本の治水対策を本気で見直さなければならないという思いだ」として、徳島市が実施する住民投票を高く評価しながら、「民主党としては、新たな河口堰には反対の意思を表明したい」と述べた。
記事を印刷する