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2007/01/15
【定期党大会】地方代議員・特別代議員会議で活発な議論


 党の2007年度定期大会が15日午後から、都内で始まり、参議院選挙での与野党逆転を目指した活動計画案、予算・決算案、規約改正案を基に活発な議論が行われた。

 定刻の午後3時に開始された地方代議員・特別代議員会議は、冒頭、菅直人代表代行が、「2007年は政治の流れを決める年。25日召集される国会を私たちの土俵で闘う。格差是正国会と位置づけ、格差是正の緊急措置法案を提出しようと進めている」と挨拶し、参議院選挙、統一地方自治体選挙を控え、通常国会での闘いの意義を強調した。また、「私たちは納税者の立場に立つ。そうすれば大きく国民の期待を得ることができる」と民主党のスタンスを改めて明確にした。

 続いて、鳩山由紀夫幹事長が、活動計画案、決算・予算案・規約改正案を提案。鳩山幹事長はこの中で、「民主党にとってあらゆる年と比較しても最も重い年。選挙に勝つことに最大の目標を置いている。国民の期待に応える政権を作りたい」と強調、今年中の政権奪取を念頭に入れていることを明らかにした。また、そのために、地方議員を含めても更なる候補の擁立への努力を要請した。

 次に、赤松広隆政権政策委員会委員長が、「政権政策の基本方針」を説明・報告し、松本剛明政策調査会会長が、年金制度、格差是正を中心とする政策課題を説明した。

 質疑では、テレビCM、広報器材、破壊力のある頼りになる民主党のアピール、年金制度、介護・医療、地方組織のあり方、総支部活動への更なる支援、全国政策調査会長会議の開催、女性の候補擁立、比例代表選挙仕組みのPR、東京都知事選への取り組み、民主党の理念の明確化などさまざまな意見・質問が出された。

 これらの質問・意見に対して、代表代行、幹事長、担当委員長が丁寧かつ前向きな見解を表明した。特に、鳩山幹事長は、参議院での与野党逆転がなれば、それは年内総選挙に追い込むということであり、衆議院の候補も選挙は近いとの覚悟で準備をしてほしいとした。

 会議は最後に、輿石東参議院議員会長が、「天下分け目の戦いである参議院選挙に向け、そのための活動計画、予算との確認ができ、心を一つにできた」と締めくくりの挨拶をして終了した。
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