ニュース
ニュース
2007/01/18
自民党に「公開討論会」を要求 菅代表代行が記者会見で


 菅代表代行は18日午後党本部で記者会見し、自民党に対して公開討論会を要求、また、日銀の金利引き上げ見送り、官製談合問題について見解を示した。

 冒頭、午前中行われた首脳陣揃っての愛知県知事選挙出陣式について、今年の政治決戦最初の戦いにふさわしい良いスタートがきれたとし、この選挙に懸ける決意を語った。

 昨日行われた自民党大会でまかれたという民主党の政策に対する批判ビラについて言及。批判ビラの発行そのものには理解を示しながらも、ビラという一方的なかたちだけでなく面と向かって言い合う「公開討論会」の実施を提言した。自民党の批判を受け止めた上で反論、活発な政策論議を要望。「中川幹事長に対して公開討論会を申し入れたい」と表明した。課題として具体的には(1)農業政策(2)年金政策(3)官製談合を挙げた。

 日銀の追加金利の引き上げ見送りについては、日銀の判断に対して自民党幹事長が牽制したり報復をにおわすことは、日銀の独立性が担保されず組織の意味を無視・軽視したものだと指摘。独立性が形骸化しつつあるとの強い懸念を示した。

 公共取引委員会が国土交通省組織としての官製談合を認定、官製談合防止法の適用を決めたことについて、国のため、国民のために見過ごすことは許されない、と公取委が判断した結果だとし、国会でも調査特別委員会を設置するなど談合実態を徹底的に解明すべく、最大限取り組んでいくと述べた。
記事を印刷する