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2007/01/29
柳沢厚生労働大臣の「女性は産む機械」発言について(コメント)
民主党ネクスト子ども・男女共同参画担当
林 久美子

 柳沢厚生労働大臣は一昨日、自民党関係者の集会で、「15歳から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭でがんばってもらうしかない」などと発言したと報道されている。

 女性を単に子どもを産むための機械ととらえるかのような発言は、到底許されるものではない。柳沢氏に厚生労働大臣としての資格はなく、強く抗議するとともに、辞任要求をするものである。

 言うまでもなく、子どもを持つか持たないかは個人・夫婦の自由であり、子どもを持ちたくとも安心して持つことができない今の日本社会が問題なのである。にもかかわらず、柳沢大臣の発言は、子どもを産み育てやすい環境をつくってこなかったこれまでの政府の責任をすべて棚に上げて、国民にその責を負わすかのようなものであり、言語道断である。

 本日夕刻、野党の女性議員で、柳沢厚生労働大臣に強く抗議するとともに、辞任を要求したところである。

 民主党は、「チルドレン・ファースト(子ども第一)」を政策の柱に掲げ、子どもも保護者も生き生きと育ち育まれる社会の実現に取り組んでいる。子ども手当など子育て世代への経済的支援の充実を図るとともに、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)が保障される雇用・就労環境の整備を進めていく決意である。

以上
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