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2000/01/15
<党大会プレイベント#3>姫路で「子どもの未来フォーラム」/地域ぐるみで教育支える数々の実践例
姫路市内のホテルでは、松沢成文教育科学技術担当と千葉景子男女共同参画・人権・総務担当の両NC大臣を招き、「子供の未来フォーラム−新しい教育の方向を探る」と題したシンポジウムが開かれ、約300人の市民や教育関係者が参加した。

 兵庫県第11区総支部長(公認候補)の松本剛明さんの司会で、まず市内の中学二年生が年5日間、保育園やガソリンスタンド、ホテルなどでの勤労や、ペンキ塗り、河川敷の清掃、歴史探訪をはじめとする様々な社会経験を積む「トライやる・ウィーク」について、地元の中学校教諭と受入先の保育園長、PTA代表らが報告。

 生徒が地域社会に接して自分の適性と労働の意義、社会のマナーを知り、さらに生徒をボランティアで受け入れた住民も学校との交流・理解を深めることで地域ぐるみで教育を支える態勢が生まれている現状が熱心に報告された。

 続いて、休日の父母が学校を訪れて、ボランティアでインターネットの配線工事をする「ネットディ」を企画・開催している「はりまスマートスクールプロジェクト」代表の和崎宏さんが活動を紹介した。

 これらを受けて松沢担当大臣は、「自分が日ごろ思っていることが地域で実践され、びっくりした。これを全国で広められたらすばらしいこと。学校を地域に開放し、市民が利用できるセンターにするという民主党の政策と一致した取り組みだ」と賞賛した。

 続いて千葉担当大臣は、「子供たちが伸びやかに育ち、生きられる社会を作るのが21世紀の課題」と強調しながら、「中央の押し付けではなく、分権化し地域の特性を生かした教育が求められており、こうした取り組みは将来に希望を与えてくれる。今後政治がどうサポートするかが課題」と感想を述べた。
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