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2007/02/02
柳澤厚労相の辞任を求め 野党4党で共同街宣


 2日午後、円より子副代表(参議院議員)は、柳澤厚生労働大臣の辞任を求める緊急街宣活動に参加。党所属の多数の議員とともに、安心して子どもを産み育てられる社会の実現を、と訴えた。

 広中和歌子前副代表は、大臣の不祥事に対し、頭を下げれば許されるという認識のもと、任命権者としての責任を何ら果たそうとしない安倍首相の姿勢が国民から問われていると指摘。「どのように深く受け止め、国として恥ずかしくない対応をするか。『美しい国』を語るならば、柳澤大臣の発言を許さないはずだ」と語った。

 山崎摩耶参院比例区公認内定候補は「いのちを大事にし、いのちを守る現場の担当大臣から、このような発言があって良いのか」と提起し、発言を容認して罷免しない首相の責任をも追及。「暮らし・子育て・介護を安心して行えるように政治を変える」と、決意を表明した。

 円より子副代表は、少ないコストで効率を上げて経済力を高めるという、いわば人間を「機械」や「資本」と見なすような意識の問題点を強調。政治の役割は、人間らしい生活を取り戻すことにあるとした。さらに、少子化の問題に最優先で取り組むべき厚生労働大臣や首相が問題を直視しない態度を取り続ける限り、安心して子どもを産み育てることはできないと指摘し、「皆さんの怒りをぶつけてほしい」と力強く訴えた。

 鈴木寛参院議員は、前国会での教育基本法の審議に言及し、自民党・公明党の教育政策は、子どもたちを「機械」と見なし、日本経済にプラスになる「機械」を作ろうとするものであると厳しく批判。「人間を『機械』としか見なさない安倍内閣には、絶対に、日本の国の教育再生・人づくり再生はできない」と主張した。
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