2007/02/07
【衆院予算委】子ども第一へ 少子化対策の本質を問う 小宮山議員
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小宮山洋子男女共同参画本部本部長代理が7日午後、衆議院予算委員会で質問に立ち、少子化対策の本質を質した。小宮山議員は、一人ひとりが子どもを産みたいと思い、それを実現させるには、現状の縦割り行政では困難で、子ども家庭省を設置し、ワークライフバランスのとれた形にすることが必要だと主張した。
小宮山議員は、質問を柳澤厚労相の発言から始め、謝罪はしているが、何故女性が怒っているかその本質は分かっていないのではないかとして、詰問。柳澤大臣は、幾度となく、お詫びを繰り返すだけで、個人よりも国家・社会を優先する姿勢を崩さなかった。
小宮山議員は、1994年のカイロ宣言を取り上げ、ここで示された個人の権利として出産の原則、女性の自己決定権に反していると柳澤発言は取られたからこそ、女性が怒っているのであり、海外からも人権後進国と批判されていることを紹介、担当大臣として不適格であり、辞任するよう迫った。柳澤大臣は、「ご指摘も踏まえて職務にまい進する」と答え、辞任を拒否した。
また、小宮山議員は担当大臣がそのような認識だから、出生率も下がり続けていると鋭く批判した。さらに、政府の本気度が疑われ、失敗しているからこそ出生率が下がり続けていると指摘した。これに対して、柳澤大臣は、「一生懸命やってきた」と開き直りの答弁しかできなかった。
小宮山議員は「一人ひとりが産みやすい環境を作ることが必要。優先度を上げていない、子ども第1にすべき」と指摘し、質問を終えた。
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