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2007/02/26
篠原・農林漁業再生本部事務局長、成田で民主党農政を講演




 篠原孝・党農林漁業再生本部事務局長(『次の内閣』ネクスト農林水産大臣)は26日、千葉県成田市滑川の集会に出席し、「これからの活力ある農業」と題して講演を行った。

 平日の午前中にも関わらず農業関係者らおよそ50名が会場に詰め掛け、民主党からは吉川さおり参議院候補(比例区)、若井康彦元衆議院議員、谷田川元千葉県第10区総支部長、中沢健千葉県議会議員候補(成田市選挙区)、岩立敦夫成田市議会議員らが参加した。

 講演の中で篠原事務局長は、日本の農業の現状、食料安全保障の重要性を指摘。同時に民主党の農政に対する考えと取り組みについて語るとともに、昨年、民主党が提出した「農林漁業再生基本法案」や「民主党農林漁業再生プラン」を紹介した。

 最後に、農林水産省職員時代の成田市での体験談や柏市での取り組みを挙げ、「地産地消・旬産旬消こそが食べ物の原点である。民主党が政権を獲得すれば必ず豊かな農村を作り上げることができる」と締めくくった。

 会場の参加者から「3ヘクタールの田んぼで米を作って年収300万円程度。このままでは農業で暮らしていけない。農業をやめる人たちが増えてしまう」といった切実な意見が出されると、篠原事務局長は「欧米では農家収入の50%以上は戸別所得補償でまかなっており、食料自給率は高水準を保っている」と答え、民主党が掲げる農林漁業再生プランの目玉である全農家に対する戸別所得補償が食料自給率向上と農家の収入安定につながることを強調した。

 また会場からは、「これまで農政といえば自民党だった。しかし、講演会に参加し、民主党の農業政策を知り、期待を持つことができた。是非とも政権を獲得して実現してもらいたい」という感想が出された。

 篠原事務局長はその後、4月に市議会議員選挙を控える岩立敦夫成田市議の事務所を激励訪問。支援者らと意見交換した。また、JA成田を訪問。設楽憲一管理部長に面会し、民主党の農業政策を説明した。
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