2007/03/03
与党の暴挙は許さない 予算案衆院通過受け鳩山幹事長
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鳩山由紀夫幹事長は3日早朝、国会内で19年度予算案衆議院通過を受け、記者の質問に答えた。
鳩山幹事長は、「与党と野党のどちらがより国民のためになるか、民主主義を求めているのはどちらか、この与党による暴挙をしっかりと見て、国民のみなさんが判断をしてほしい」と述べ、国民のための政治を行う民主党の姿勢を示すため、極力審議拒否をすることなく力を尽くしてきたとした。
本会議の途中、用意した解任決議案のうちひとつを取り下げたことや、時間短縮をしてでも採決できたのではないかとの問いには、枝野議員が熱弁をふるうなどのがんばりを続けたことで自然成立を回避できたとの認識を示した。
さらに、「かなりの時間が経過し、民主党より高齢者が多い自民党議員に配慮して取り下げた」と述べ、取り下げることで、財務金融委員長への解任決議案を温存できるという戦略上の観点からも与党側からの申し出に合意したことを明らかにした。
衆議院から参議院へと論戦の場が移ったことについては「衆議院では明らかにならなかった政治とカネの問題を抱えるスキャンダラスな閣僚を厳しく詰めていきたい」としたうえで、「最大の焦点は格差是正である。これに焦点をあてていく。与党の政策はほとんど格差の是正に役に立たないものだ」と、与党の政策を批判した。
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