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2007/03/03
【衆院本会議】「国民を踏みにじる」馬淵議員が予算の反対討論で




 馬淵澄夫議員が衆議院本会議で、3日未明、19年度予算案に対する反対討論に立った。馬淵議員は、尾身財務相の沖縄大学院大学に関する疑問などを取り上げ、「安倍内閣は300超の議席を有し、自らやりたいようにやればいいと思っている。これは国民を踏みにじる暴挙。それなら民意を問うべき」と批判した。予算案は賛成337、反対125で可決された。

 馬淵議員はまた、2日に予算委員会審議で、松岡農相の出席を求めたが、拒否したことを憲法63条違反であり、「言語道断の所業」と批判した。

 さらに、格差の議論は始まったばかりであり、尽くされていないこと、予算に深く関わり責任者でもある尾身財務相が、沖縄大学院大学の設立に関与し、献金も受け取るなど疑問点が出されたこと、これらも解明されておらず、審議は尽くされていないとした。

 松岡、伊吹両大臣の巨額の事務所費についても「やましいことがないのなら、自ら公開することが必要」と批判。一方で小沢一郎代表が詳細を公開、説明したことを「これこそが国民の政治への信頼を回復する道」と評価した。

 また、放言大臣、疑惑大臣を任命した安倍首相の任命責任も強く批判。「数の暴力がまかり通る国になる。自公政権に強い怒りを表明する」と討論を締めくくった。

 さらに、予定されていた地方税法の改正案、地方交付税の改正案、公債発行の特例法案、所得税法の改正案、特別会計に関する法律案は議題とならず延期された。
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