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2007/03/29
「格差是正で安心できる日本社会を」連合決起集会で菅代行


 菅直人代表代行は29日夜、日比谷野外音楽堂で行われた連合主催の「STOP! THE 格差社会 連合 政策・制度要求実現3.29中央総決起集会」に出席し、集まった参加者に、格差是正に向けてともに闘うことを誓い、激励した。

 高木剛連合会長に続き挨拶に立った菅代表代行は、連合が社会に存在を示すかたちで先行して格差問題を取り組んできたことを評価。民主党としては、今国会を「格差是正国会」と位置づけ、ホワイトカラー・エグゼンプションを政府に断念させ、安倍政権に格差を認めさせたことは、「ある意味追い込んだと言える」との認識を示した。さらに本質的な解決に向けて取り組む必要性を表明した。
 
 小泉政権以来続いている、国民生活ではなく、企業や産業優先の政策を批判。「この根本的な間違った流れを、もう一度国民一人ひとりを大事にし、安心して子どもを産むことができ、お年寄りが寿命を全うできる社会に正していかなければならない」と訴えた。

 また、東京においても、「強い者の味方の知事、あるいは弱者の痛みをわかる知事を誕生させるかが問われている」として、参院選に向けても、格差問題が最大の争点になる、との見解を明らかにした。

 最後に「連合がさらに格差是正を推し進める先頭に立っていただく決起集会であり、民主党は連合、他の野党とともに安心できる日本社会、働き甲斐のある日本社会に向け、全力をあげて頑張っていくことを心から誓う」と締めくくった。
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