高木義明国会対策委員長は18日、国対役員会終了後に国会内で会見を行い、「政治とカネ」問題をめぐる、党としての政府への追及姿勢を明示した。
高木委員長ははじめに、午後からの本会議において「特定住宅瑕疵担保責任履行確保法案」の趣旨説明が行われ、泉健太議員が質疑に立つことを報告。耐震偽装の関わりの中で出てきた改正案であると解説した。
上がり法案である政府案「教育改革関連3法案」については反対、民主党案には賛成の方針を表明した。政府案への反対討論には北神圭朗議員が登壇。討論を通して、「国民に民主党案こそが本当の意味で教育力を向上する内容であることを示していく」と述べた。
次に、23日に予算委員会で、「政治とカネ」をテーマに集中審議が行われることになったと報告。政治資金規正法改正の問題を中心に議論する意向を明らかにした。
その関連として、民主、社民、国民新の3野党からなる「松岡大臣疑惑追及チーム」の動きに言及。松岡農林水産大臣のみならず、尾身財務大臣など他の閣僚にも「政治とカネ」をめぐる疑惑がささやかれており、対象を拡大し、チーム名を「安倍内閣疑惑追及チーム」と変更して、野党が連携して、徹底的に追及していく方針を改めて表明した。
また、与党側が今国会において「政治資金規正法の改正案」の提出を見送ったことについては、「本当にやる気があるのか」と与党の姿勢を批判した。
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