トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2007/05/23
【参院本会議】自衛隊派遣延長の根拠問う イラク特措法で白議員
記事を印刷する





 白眞勲議員は、参議院本会議で23日午前、自衛隊のイラク派遣を2年間延長するイラク特措法の改正案に対して質問に立ち、延長の根拠、イラク戦争の正当性、自衛隊の活動実績などを質した。
また、特に安倍首相が立ち上げた、集団的自衛権に関する有識者懇談会について触れ、内閣法制局長官に集団的自衛権の解釈を質した。法制局長官は、憲法、法令解釈の一般論として「慎重に取り扱われるもの」と答えた。

 白議員は、イラクの治安悪化、各国のイラクからの撤退を挙げ、政府の戦争支持を総括せよと迫った。しかし、塩崎官房長官は、従来からの見解、「安保理決議に基づく行動を支持した」との答弁を繰り返した。

 また、「小泉総理の『自衛隊の活動するところが非戦闘地域だ』との発言は、自分が横断歩道を渡っているときが青信号だとの論理でありとんでもない議論」だとして、バグダッドに関して今でもこの論理が通用するのかと詰問した。官房長官は、「バグダッド空港は非戦闘地域」と強弁した。

 さらに、航空自衛隊の3月の活動実績を明らかにするよう求めたが、久間防衛大臣は、「国連等からの要請もあり、4半期ごとしか明らかにできない」として、白議員の再質問にも同様の答弁を繰り返した。
白議員は、政府の答弁に納得せず、再質問、再々質問を行った。しかし、防衛大臣、法制局長官も同じ答弁を繰り返した。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.