民主党の家西悟衆院議員は森首相の就任をうけ、5日、談話を出した。
家西議員はこのなかで森首相が今年1月13日の講演で、「(初めて選挙に出たとき、なにか)AIDS(エイズ)のように嫌われた」と発言したことを挙げ、「森新総理の『失言』は、薬害エイズ被害者のように、個人では抵抗できない無抵抗な者に対する卑劣な攻撃だ。このような人権感覚の持ち主が総理に選出されたことは、はなはだ遺憾。本来、無抵抗な者を救済することが求められる指導者の姿だ」と表明。さらに「今日までの諸々の発言に猛省を促し、弱者や被害者の心情を察するべきだと患者・感染者の立場から強く主張する」と述べた。
家西議員は薬害エイズ事件の大阪原告団元代表。
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