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2007/06/05
小沢代表、参議院島根選挙区・亀井推薦候補と揃って会見
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 小沢一郎代表は5日午後、島根県松江市内で国民新党の亀井久興幹事長と共に記者会見を開き、次期参議院議員選挙島根選挙区より立候補予定で国民新党公認の新人、亀井あきこさんを推薦することを発表した。

 亀井あきこさんは昭和40年5月14日生まれ42歳。東京都出身で学習院大学法学部を卒業。英語通訳、衆議院議員の政策秘書として活動。
 
 会見の中で小沢代表は、「県民の皆さんのご理解ご支持を頂きたいというなかで候補者の選考を進めてきたが、亀井あきこさんという素晴らしい人を立てることができて、民主党としても本部、県連ともに今日推薦を決定した。私たちの(公認の)候補者と同じ気持ちで応援をしていく」と話し、最大限の支援をしていくことを表明した。

 続けて「先程連合島根とも懇談し、私からも推薦のお願いをした。社民の代表もお越しいただいて話し合いをし、できる限りの力添えの要請をした」と述べ、「今の政治の流れをまず島根から変えていく、すべての力を亀井さんの当選のため全力で頑張る」と、強い意気込みを語った。

 会見の中でまた、記者からの質問で、今日発表する自民のマニフェストにおいて憲法を前面に立てていることについて小沢代表は、「自民党が掲げるのは自民の勝手。憲法と思うならそれでいい。年金はとってつけた感がする」と感想を述べた。そのうえで、「民主党としては、いま国民が直面している不安に思うことや、不満を抱く身近な生活そのものを選挙の主張に掲げていくことになる。最終的に何点かに絞って、いわゆるマニフェストは近いうちに結論を出したいと思っている」と、近く民主党のマニフェストを発表する考えを表明した。

 山陰は保守地盤が強いが、島根、鳥取両県での選挙戦に勝機はあるのかとの問いには、自民党地盤であると同時に、第一次産業に拠るところが大きいと分析。そのうえで、自らが自民党を離党した動機の一つには、第一次産業・地域切捨ての自民党政治への反発があったと表明。「小泉政治以来、そういう地域の人たちが一段と見捨てられている。今のやり方に怒りをもっている」と自民党政治を厳しく批判。また、「本当に商店街も含め寂れてきている。強いものが残ればいいという自民政治は天の裁きを受ける」と話し、「むしろ、1人区ほど選挙がやりやすい、勝利の可能性は大きいという考えを示した。

 さらに、この間の年金問題については、「消えた年金記録について、訴えてきた人たちの主張を認めることから始めなくてはならない」と述べ、国民の側に立ってものを考えなくてはならないことを改めて厳しく指摘し、内閣の面子を守るために、俄か作りの救済法でお茶を濁そうとしている自民党案では本来の救済はあり得ないことを強調した。

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