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2007/06/14
【参院厚労委】「消えた年金記録」問題で首相追及 小川参院幹事長
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 小川敏夫参院幹事長が、14日午後、参議院厚生労働委員会で質問に立ち、「消えた年金記録」問題で安倍首相を追及、1年以内で名寄せ完了としているのは、すでに社会保険庁のコンピューターに入力されているデータだけで、マイクロフィルムや紙台帳との突合は含まれないとの首相の答弁を引き出した。

 小川議員は、まず、この問題での責任をどう感じているのかを質した。首相は「最後のお一人まで支払いをすることが私の責任」と答えた。

 次に、今回の突合や、保険加入者の通知は党の長妻昭議員が、この2月に提案したのもので、どうしてその時対処しなかったのかと詰問。首相は、「民主党の提案も検討すると答えた。民主党の提案に反対したことはない」などと答えたものの、質問には直接答えなかった。

 また、小川議員は、1年で名寄せを完了させるとの自民党のビラを示し、このなかでは、1年後5000万件がゼロになっていることを取り上げ、「1年後5000万件がゼロというのは誇大広告ではないか」と追及。柳澤厚生労働大臣は、「5000万件のすべてが名寄せできるとは思っていない。亡くなられた方も、支給要件を満たさない方もいる」と答え、1年で5000万件の「消えた年金記録」がゼロになるわけではないことを認めた。また、首相も、紙台帳などとの突合が1年以内で終わるとは言っていないとした。

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