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2007/06/19
【参院文科委】教育再生に向け教員待遇改善措置の必要性指摘 佐藤議員
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 参議院文教科学委員会で19日、参議院・新緑風会の佐藤泰介議員が質問に立ち、22年間教育現場に携わってきた経験を踏まえ、19日に決定した「基本方針2007」(骨太の方針)を踏まえた教育再生予算や教育振興基本計画で政府の示すべき姿勢等について、安倍首相はじめ伊吹文部科学大臣の見解を質した。

 佐藤議員は、政府の教育関連3法と民主党案をめぐる議論はまだまだ不十分であるとの認識を示したうえで、安倍首相に対して十分な審議を尽すよう改めて要請。そのうえで「基本方針2007」に「教育再生を最優先の課題として取り組む」との節が盛り込まれたことをめぐり、安倍首相に対して一定の評価を示した。

 そうした実態を踏まえて佐藤議員は、「真に必要な予算は確保する」とする安倍首相の答弁に関して、教員の増員・待遇の改善は真に必要な予算に含まれるのかを質問。首相は「能力のある、大変頑張っている先生を応援していく。給与についてもメリハリをつけていく」などとしたが、明確な答弁を回避。それを受けて佐藤議員は「「子どもとの触れ合い、習熟度別学習」といった首相が目指す方向を実現するためにも「教員の増員はまったなしの課題」であることを改めて指摘。教員の増員、待遇改善に取り組むべきだと強く主張し、予算を確保するよう迫ったが、首相も伊吹文科相も明言を避けた。

 

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