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2007/06/19
【衆院本会議】内山晃議員に登院停止30日の不当懲罰 党、本人強く抗議
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 衆議院本会議で内山晃議員に対する登院停止30日間の不当な懲罰が議題となり、与党の賛成多数で可決された。

 採決に先立ち、内山議員は堂々と身上を弁明、「今回の『懲罰事犯』は、国民の暮らしと生活を守るべく、国民の不利益につながる法案審議の強行採決に抗議として行った行動であり、国民の皆様に恥じることは一つもない」として、与党の年金関連法案の強行採決、懲罰に強く抗議した。

 また、内山議員は、「強行採決がなぜ許されるのか。強行採決は数の暴力ではないか」と指弾した。

 さらに、横光克彦懲罰委員長に対する不信任案の強行、懲罰の決定の虚構強行についても、「議会制民主主義の根幹を揺るがす暴挙」と指摘した。

 委員長報告に対する反対討論には、中川正春議員が、「万感の怒りをこめて」立った。中川議員は、この国会での与党の議会運営を自信のなさの現われ、内山議員に対する懲罰は見せしめであると断じた。その上で、「政策論争によって議論を深め、コンセンサスをつくりだす成熟した民主主義」を求めるとした。

 本会議後の記者会見で内山議員は「国民のために行った行為だと心から思っている」と述べ、本来正当な行為であるものを懲罰行為として罰せられたことに抗議の意を表明。14回にも及ぶ強行採決については、「このような議会運営がまかり通る日本社会に恐ろしさを覚える」と危機感を募らせた。

 また、柚木道義議員に対する櫻田厚生労働委員長の暴言について刑法犯であるとの見解を示し、「彼こそ許されない行為である」と指摘。「これは不問にされるのか」と怒りをあらわにした。

 内山議員は「年金に対して熱い情熱をもって取り組んでいる」との自負を改めて述べ、厚生年金の請求もれ、遡って資格を喪失させる「消された年金記録」の存在にも言及し、問題追及の口を封じられたことについて「残念である」と悔しさをにじませた。同時に30日の登院停止期間の抗議表明として、年金問題を大いにアピール、参議院選挙候補者の応援のためフルに活動していく意向を明らかにした。

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