鳩山由紀夫幹事長は19日夜、国会内で開かれた3野党幹事長会談に出席。社民、国民新両党の幹事長と国会対応を協議し、河野衆院議長に対する不信任決議案を提出する方針で一致した。
終了後の会見で鳩山幹事長は、前日の衆院懲罰委員会で横光克彦委員長が解任され、内山晃衆院議員への懲罰を決議した経緯について、「あまりにも国会軽視で前代未聞の暴挙」と、同日午前中に河野議長に抗議したと報告。その際に河野議長は、横光委員長の自発的な辞表提出や、民主党による適当な新委員長の選任と本会議報告を求めるという「信じられない裁定」を下そうとしたと表明し、本来上程すべきではない議案を本会議の議題とする場合は「議長に対して覚悟を持って臨まなければならない」と幹事長から伝えていたことを明らかにした。
鳩山幹事長はその上で、同日夕の衆院本会議において、河野議長が、横光懲罰委員長が解任されていない中で島村委員長代理に報告をさせたと指摘、本会議の運営を「数の暴挙、国会軽視はなはだしい」として、断固として認めることはできないとの見解を示した。「数えれば80回になんなんとする強行採決、職権乱用による委員会開催、本会議での強行採決が行われてきた」と強引な国会運営の例を挙げ、なすすべなく見過ごした河野議長の責任は極めて重大だと指摘した。
3野党は不信任決議案の提出準備に入り、共産党にも賛成を呼びかけること、可能な限り今日中の提出をはかることで一致した。
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