国会内で21日午後、与野党国対委員長会談が開催され、民主党の高木義明国会対策委員長、平野博文国対委員長代理が出席した。
高木国対委員長は会談後の記者会見で、与党幹事長が衆・参議院議長、幹事長に対して12日間の会期延長の申し入れをしたとの報告が与党側からあったことを明らかにした。そのうえで会期延長に反対する理由として民主党からは、(1)計画性をもった審議を旨とする「常会の会期は150日とする」国会法第10条に違反すること(2)官邸の言いなりであり、立法府としての独立性が保たれず3権分立に反すること(3)選挙準備・広報を進める地方の混乱を招くとともに結果的には税金のムダ遣いになること―の3点を挙げたことを説明。
他の野党からも、「悪法を通す土俵作りになる」、「年金問題のほとぼり冷ましや参議院選挙の投票率の低下を狙うものである」、「国会軽視、立法府としての権威を損なうものである」などの反対理由が述べられたことを報告した。
今後については、議運委員会で諮られたうえで、明日の本会議対応について検討するとの方針を高木委員長は明らかにした。
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