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2007/06/30
【参院本会議】政府与党提出の年金関連3法案へ足立議員が反対討論
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 民主党・新緑風会の足立信也議員は、30日未明の参議院本会議で、政府与党提出の年金関連3法案への反対討論を行ったが、与党などの賛成多数で法案は可決成立した。

 討論に先立ち、民主党・新緑風会は、3案を厚生労働委員会に再付託する動議を提出したが、記名投票による票決の結果、動議は賛成少数で否決された。

 足立議員は討論の冒頭「国民皆年金は危機に陥っている。失敗を踏まえて原因を究明し、制度改革を進める中で組織改革を行うべきだ。政府与党はあまりに組織論にのみ固執している」と強調した。

 反対理由については(1)「消えた年金」問題を知った時期について安倍首相らが真実を覆い隠している可能性がある点、(2)情報開示が進まなくなるなど、特殊法人化に伴う問題点、(3)年金保険料の流用を恒久的に認めようとする点、(4)国民への年金給付が消えていることへの責任の取り方を挙げた。

 足立議員はまた、「年金通帳」を手に、年金の納付記録が一目で分かることが重要だと主張。年金時効特例法案が未曾有の大問題を解決するものでないと多くの国民は知っており、「問題の原因を究明し、二度と過ちを犯さないための法案を作って不安を取り除くこと」を求めているとした。

 さらに、行政をしっかり監視し、国の責任を追及し将来にわたって改善策ビジョンを示す政党はどこか、真剣な選択の機会が目前に迫っているとして「国民の皆さんが政府与党に対し業務停止命令を出す機会だ」と述べた。

 3案は、賛成123、反対96で可決された。

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