民主党は5日午後、党本部で『次の内閣』閣議を開催し、今国会を総括するとともに参議院選挙に向け結束を固めた。
冒頭挨拶に立った小沢一郎ネクスト総理大臣(代表)は、「政府のずさんな行政を明らかにし、また政策で政府与党を追い詰めてきた。その最大の原動力は『次の内閣』の皆さんだった。心から敬意を表したい」と述べ、そのうえで「29日まで、さらに国民の皆さんに民主党の政策、主張を簡潔明瞭に伝える作業に全力を挙げてほしい」と要請。「何としても『逆転の夏』にしよう」と呼びかけた。
次に菅直人ネクスト副総理大臣(代表代行)は、『次の内閣』の成果を称えるとともに、「『NC』の『N』が抜けて、閣議が官邸の中で行われるように頑張っていこう」と挨拶。
鳩山由紀夫ネクスト国務大臣(幹事長)は、「地道な努力が実を結んできた」と述べ、選挙期間中も引続きの尽力を求めた。
閣議では、松本剛明ネクスト官房長官(政調会長)が、参議院選挙に向けた連合との政策協定について概略を説明、閣議として確認した。
今期をもって勇退する朝日俊弘ネクスト内閣府担当大臣は、内閣府の肥大化について取り上げ、組織と機能を「何でもかんでも内閣に」との流れは内閣、官房長官の権限をバランスを欠いて強大化することになると問題提起。新たに組織、委員会を設置する際にはその点を留意するべきとの考えを示し、『次の内閣』として認識を共有した。
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