岩國哲人国際局長は6日、在日大使館及び外国プレス向けに、「今国会のハイライトと参議院選挙への展望」をテーマにブリーフィングを行い、今国会を振り返るとともに参議院選挙への民主党の姿勢などを紹介した。約50名の外交官や特派員が出席した。
まず岩國国際局長は、今国会そして安倍政権の特徴として、国会の運営手法が極めて非民主的になったことをあげ、その例として、強行採決が19回に及ぶという「新記録」を出したことや、衆議院の委員会委員長を会期途中で解任するなど、目に余る強権的運営であったと回顧した。
一方、民主党は、「野党であるので反対ばかりしている」との印象をすり込まれがちだが、防衛庁設置法改正案、食品安全基本法改正案、貸金業規制法改正案などの重要法案でも賛成していると紹介した。
参議院選挙については、「現在、地方をまわっていてもとてもいい手ごたえを感じている」とし、野党過半数である60議席獲得に向けて取り組んでいることを説明した。ブリーフィング後、フロアーとの活発な質疑が展開された。
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