小沢一郎代表は9日午前、党本部で「民主党政権公約 マニフェスト」を発表。「国民の生活が第一」の政策の実現を最大のテーマとして、国民の皆さんに参議院選挙で判断を問う考えを示した。
マニフェストでは、年金改革、子育て支援、農業再生について「3つの約束」とうたい、国民の生活を立て直す最重要課題と位置づけている。また、国民と政治との信頼関係を築きなおし、「共生の社会」「地球のためにがんばる日本」を実現する具体策として「7つの提言」を盛り込んだ。
小沢代表は冒頭、与野党逆転にかける気迫を伝える「完全版」と、わかりやすく持ち歩きやすい「生活篇」の2通りを掲げて紹介。「マニフェストを貫く基本の考え方は『政治とは、生活である』『国民の生活が第一』。本当にまじめに国民の立場に立って行う政治を実現しなければならない」と、取りまとめの経緯や最重点政策の内容を語った。
財源については、行政のムダを徹底的になくすことで確保すると言明、マニフェスト完全版にわかりやすく示した図に言及。「(国民の生活が第一の政治は)政権につきさえすれば実行できる」と力強く宣言した。
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