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2007/07/12
国民の生活守る「国民重視の政治」打ち立てる 岡山県で小沢代表
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 小沢一郎代表は12日午前、岡山県内の集会で「何としても今の弱者切り捨ての政治に終止符を打って、本当に国民本位の、国民重視の政治を打ち立てねばならない」と訴えた。

 演説の冒頭、「国民の多くのみなさんが安心して、安定して生活を送ることができているか」と問題提起。今の政権の政治運営については、弱者切り捨て、地方切り捨ての政治であるとの見解を示し、「国民本位の、国民重視の政治」を打ち立てようとする民主党への支持を求めた。

 小沢代表はまた、「競争で勝った者が生き残ればいい、負けた者は仕方ない」という考え方が、現政権の政治運営の根本にあると指摘。生産効率を重視した政治が行われることによって、格差が生じ、国民の生活や、地方が破たんをきたすことに強い危惧の念を覚えているとした。さらに防衛大臣の「原爆投下は『しょうがない』」発言や核武装論議に言及し、このような政治の運営をやめさせたいと強調した。

 「自由な競争や市場の原理を否定するわけではないが、野放しの自由が認められれば弱肉強食(の社会)になってしまう。それでは国や社会が成り立たない」との認識を示した。そのうえで、きちんと機能させるための策として、「大多数の国民の皆さんが安定して安心して暮らしていける仕組みを、社会のなかにきちんと作っておかなければならない」と主張。現政権について「いわゆるセーフティネットと呼ばれる仕組みをまったく作らずして、自由競争万能に陥っているところに、今日の格差の問題が起きている」と明快に分析したうえ、セーフティネットとなる民主党の政策「年金」「子育て」「農業」について、わかりやすく説明した。

 日本の社会と現政権に一番欠けているこれらのセーフティネットを導入し、国民の皆さんの安定した安心できる生活を守っていきたいとして、日本の政治を変える民主党への支持を訴えた。

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