鳩山由紀夫幹事長は13日、東京都・北千住駅前で街頭演説を行い、年金・教育問題などに言及し、民主党の政策こそが真の改革につながると訴えると、多くの買い物客や学生たちが足を止め、「そうだそうだ」「応援してます」など、その声に応えた。
鳩山幹事長はまず、今国会で成立した「教育基本法改正法」について、「国の関与により堅苦しいかたちで子どもをおさえるのはいかがなものか」と問題提起。「もっと自由な教育を」と述べ、真の改革を成し遂げるのは民主党であると理解を求めた。
年金問題については、5000万件もの「消えた年金」問題を認識していながら半年以上も対策を講じてこなかった政府与党の姿勢を指摘。サラリーマン増税はしないと明言しておきながら、郵政解散選挙で信任を得ると一転、定率減税廃止など国民に負担をおしつけた小泉政権を例に挙げ、与党政権は「平気で公約を破る政権である」と批判。
そのうえで、「年金問題も安倍政権に信任を与えたら闇に葬り去られかねない」との懸念を示し、年金問題をはじめ、民主党こそが「国民の生活を第一」に考えた政策を行うことを強調した。
最後に、「与野党逆転は国民の支持があってこそ成就できるもの」と述べ、「政治がかえってくる夏にしよう」と呼びかけると、聴衆からは大きな拍手が沸き起こった。
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