29日投開票の第21回参議院通常選挙で、3年前の参院選のリベンジに挑んだ参議院山形選挙区候補の舟山やすえさんは、午後8時20分すぎ早々と当選確実を決めた。
当選確実の一報後にじっくり時間をおいて票を重ね、「当選」をより一層確実にした午後9時すぎ、事務所に舟山さんが顔を見せると、事務所内に集まった支援者は総立ち。「見事だ」「こんなうれしいことはない」「こんな強さを見せて勝ったのは何年ぶりだろう?すばらしい」といった声が飛び交った。
集まった支持者全員での万歳、花束贈呈に続いて、候補ではなく「参議院議員」としてマイクを握った舟山さんは、「多くのみなさまに支えていただき、今日このとき、勝利という結果を得ることができた」と力強く表明。勝利という結果を得ることができたことに、支援して下さった多くの方への心からの謝意を示した。
舟山さんはまた、選挙戦では「政治とは生活である」と訴え、今の政治でいいのかと問いかけてきたことを明らかにしたうえで、多くの方々と話し、問いかけられる課題に真摯に向かい合ってきたことがよかったのではないかと自らの勝因を分析した。
同時に、「日を追うごとにより多くの力をいただいた」とも述べ、農作業の手を休めて遠くから手を振ってくれる人など、支援の輪が広がっていったことを実感したことも明らかにした。
国政への抱負を問われた舟山さんは、「みなさんのお陰で当選というこの瞬間を迎えることができた」と前置き。そのうえで、「これは決してゴールではない。まさにスタートラインに立てたということだと思う」と述べるとともに、「これからが勝負だと思う」と強調。「地域社会のなかで、まさに日本らしさ、ふるさとを守るために全力で戦っていく」と表明すると、事務所内は大きな拍手と歓声に包まれた。
県連代表の近藤洋介衆議院議員も大勝利を前に、民主党へ寄せられた期待感の高さを改めて実感。その支援の声に心を新たに応えていく考えを表明した。
なお、舟山さんの最終得票数は37万1071票だった。
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