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2001/01/12
「おかしなことなくし隊」が厳寒の北海道へ〜猛吹雪、氷点下10度の中街頭演説
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民主党の政権奪取運動委員会(委員長=田中甲衆議院議員)の全国キャンペーンチーム「おかしなことなくし隊」が11日と12日、北海道を訪れた。一行は吹雪に見舞われながらも千歳市から、札幌市や旭川市など総延長300kmを宣伝カーで走破し、政権交代の必要性を訴えた。

 12月1日の東京・新橋駅前を皮切りに全国を遊説してきた全国キャンペーンは最終盤を迎えており、北海道が43都道府県目になる。厳寒の北海道を訪れた隊のメンバーは羽田孜特別代表、田中甲、川内博史、牧義夫、山村健の各衆院議員、羽田雄一郎参院議員、そして地元北海道選出の小川勝也参院議員の総勢7名。

 札幌では雪祭りの雪像作りが行われている大通公園で街頭宣伝を行った。氷点下3度と、この時期の札幌の平均的な気温ながら、横殴りの雪が降りつける最悪のコンディション。さっぽろラーメンで体を暖め、揃いのシルバーのベンチコートによる完全防備で臨んだメンバーだったが、震えながらの演説となった。

 口火を切った牧義夫議員は「市民のための本来あるべき政治を取り返そうと、なまらしばれる(とても冷える)北海道を駆け回って訴えたい」と北海道弁を交えてあいさつ。山村健議員は「国民の18%しか森内閣を支持していない。重厚内閣と言われるが、橋本さんも宮沢さんも経済政策に失敗した人。このおかしな内閣をなくしたい」と訴えた。

 北海道選出で今夏、二期目をめざす小川勝也議員は、「政治を決してあきらめないでください。日本を変えるために全力でがんばります」と、支援を呼びかけた。

 次に向かった岩見沢市は、全国一の収穫量を誇る米作地帯である空知地方の中核都市。50m先も見通せないような吹雪で到着が遅れ、民主党支持者ら100人以上が待ちかまえていた街頭宣伝は泣く泣く中止、すぐに稲作農家との懇談に入った。

 懇談には地元農家の11人と地元選出の小平忠正衆議院議員、高橋由紀雄道議会議員が専業稲作農家がおかれている厳しい現状を説明した。

 農民組織・空知農民連盟の委員長で自らも専業農家を営む松本勉委員長は、米価の決定に国際価格を考慮することには理解を示しながらも、「原価割れして、作れば作るほど損をする」現状を、具体的なデータを示しながら説明。「かつては米価の引き上げを訴えていたが、消費者負担が重くなる等の問題もあるので、所得対策が有効だと考える」と述べた。

 これを受けて羽田特別代表は、食糧自給率向上の重要性を強調、民主党が掲げている「直接所得補償政策」の実現に向けた努力を約束した。

 この後、「おかしなことなくし隊」の一行は、滝川市で街頭宣伝、旭川市で 「中小企業者・若者との懇談」をこなし1泊。翌12日は氷点下10度の旭川市街に飛び出して街頭宣伝をした後、名寄市で街頭宣伝、士別市で「畑作農家と懇談」等を精力的にこなし、旭川空港から帰路に就いた。

●「おかしなことなくし隊」の今後の予定。
16日(火)松山市・高松市
17日(水)徳島市→徳島1区・2区内→高知市
18日(木)東京都小金井市内→吉祥寺駅前
19日(金)羽村駅前→立川駅前→八王子市内→中野駅前→新宿駅南口→平井西友前→錦糸町駅北口→東京駅丸の内口(6時30分から)
20日(土)党大会で帰還報告

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