鳩山由紀夫幹事長は、参議院選挙後初めての3日午後の定例記者会見で、「参議院で比較第一党になった。大きな責任をいただいたことを自覚し、国民の視線に立った政治で、国民の期待に応えたい」として、国民本位の政治の実現に向け努力していくことを改めて表明した。
また、「比較第一党だが、過半数を得たわけではないので、国民新党、社民党さんとの共闘関係を模索しながら、腰を落として着実な対応をしていくことが大事と考えている」として、国会対応の方針の一端を明らかにした。
さらに、国民の期待に応える方策として、「参議院で国政調査権の行使が可能になる。これを活用していきたい」と述べ、テロ特別措置法による活動が、アフガニスタンの平和・安定に役立っているのかを明らかにする、イラクでの航空自衛隊の活動実態がどうなっているのかを明らかにする情報公開を政府に認めさせていくことを明らかにした。
また、テロ特別措置法の延長についての質問に答えて、「空爆による対策が効果的なのか、今日まで効果があったのか、アフガニスタンを安定に導いているのか、そんな議論をしっかり行うことが必要。対話を通じてアフガニスタンを平和に導く方法があるのではないか」と述べ、基本的には反対であるとの見解を示した。
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