トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2000/04/17
ストーカー行為処罰法案を衆院に提出
記事を印刷する

 民主党は17日、衆院に「ストーカー行為処罰法案」を提出した。ストーカー犯罪の急増や凶悪化を受け、国民生活の平穏と安全確保をはかるため、ストーカー行為をした者を厳しく処罰しようというもの。ネクストキャビネットの江田五月司法大臣、北村哲男法務部会長、竹村泰子参院法務委員会理事、法案づくりに力を注いできた小沢鋭仁衆院議員が会見で明らかにした。民主党単独提出。

 法案の主な内容は、「ストーカー行為をした者を1年以下の懲役または20万円以下の罰金刑とする」とし、「ストーカー行為とは、特定の人に対し、自分に関心を向けさせるなどの目的で、繰り返しまたは継続して、不安を覚えさせるような行為をすること」と定義している。「不安を覚えさせるような行為」についても、(1)進路に立ちふさがって引こうとせず、つきまとい、住居を訪問すること(2)電話などの電気通信手段で、送信を行うこと――などと定めている。

 江田大臣は会見で「ストーカーは現代社会が抱える病理だが、それに対処する手だてがない。ぜひとも今国会で成立させたい」と強い意欲を示し、竹村議員も「質問する度に警察は問題を分かっていないのではないかと痛感させられる。何人の女性が殺されればいいのか?」と述べた。小沢議員は「現行ではストーカー行為に対し警察が動く根拠がない。この法案をこれ以上の惨事が起きない抑止力としたい」と目的を説明し、北村部会長は「ストーカー行為をすれば実際に重く処罰されることが必要だ」と述べ、民主党案の必要性を強調した。

関連URL
  ストーカー行為の処罰に関する法律案要綱
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=11326
  ストーカー行為の処罰に関する法律案
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=11332
記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.