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1998/04/27
大蔵官僚の過剰接待問題に対する処分について(談話)
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民主党 幹事長 羽田 孜

 本日、大蔵省の発表した処分内容は、予想通り極めて甘い内容であり、到底国民の理解を得られるものではない。長野厖士証券局長は直ちに辞任する意向を示したが、当然懲戒免職とすべきである。また、過剰接待を受けた他の大蔵官僚も、処分の軽重にかかわらず、自発的に辞任すべきである。

 長野証券局長をはじめとする大蔵官僚は、全体の奉仕者であるという公務員の責務を忘れ、過剰な接待の見返りとして金融業界の奉仕者に成り下がり、国民の大蔵省に対する信頼を完全に失わせた。

 大蔵省の金融業界との癒着構造は、バブル経済やその崩壊、長引く経済不況、金融システム不安、貸し渋りといった多くの問題を引き起こし、今日のわが国の混乱を招いた。その大蔵官僚の御輿に乗って経済運営に失敗した橋本総理の責任もまた、非常に重い。橋本総理は直ちに辞任すべきであり、それが真の意味での大蔵省改革・行政改革の第一歩である。

以 上

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