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2003/05/24
日米首脳会談を受けて(談話)
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民主党「次の内閣」外務ネクスト大臣 伊藤 英成

日米首脳会談が米国テキサス州クロフォードにて開催された。北朝鮮問題、イラク復興支援、不安定な経済状況など重要な国際的課題が山積する中で、日米両国首脳が緊密に意思疎通をし、協力してこれらの問題に対処していくことは極めて重要であり、今回の会談はその一歩と受け止める。

報道によれば、ミサイル防衛検討の加速など日米安保関係の強化、北朝鮮問題での多国間協議への日韓の参加や北朝鮮の対応によってはさらに強硬な措置を講じること、外交的方法で平和的解決をめざすこと、イラク復興支援での人道支援や自衛隊による支援の検討などについて合意したとされている。

北朝鮮問題では、拉致事件や核問題についてのG8外相会議及び南北経済協力推進委員会などの状況を見たとき、日米韓が連携した外交による平和的な解決を図る上で、韓国との連携のあり方がさらに重要であると認識する。またイラク復興支援問題では、想定される自衛隊の役割等が不明確である。また、悪化の一途を辿ってきた日本経済については、小泉総理は「言われているほど悪くない」と極めて甘い認識を米側に示し、相変らず具体策なき空約束をしている。

これら重要政策に対しては、国民の理解と支持が不可欠であるにもかかわらず、総理は、何ら説明責任を果たさず、米国へ漫然と「説明」に出向いた。民主党は、総理が帰国後すぐに国民・国会に対して、中東各国との協議も含めその内容と今後の方針について明確に説明するよう強く求める。

以上

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