民主党・総務ネクスト大臣
玄葉 光一郎
本日午前、東京地裁はリクルート事件で贈賄罪などに問われていた江副浩正元リクルート会長に対し、懲役3年・執行猶予5年の判決を言い渡した。江副元会長以外で起訴された11名の有罪は既に確定しており、今回の有罪判決は当然のものと考える。
リクルート事件は、政官財の癒着構造と政治腐敗の象徴であり、国民の政治不信の増大を招く大きな要因となり、政治改革の端緒となった事件である。日本の政治に対する信頼を限りなく堕落させたその罪は、判決以上に重いと断ぜざるをえない。
しかし、リクルート事件から14年を経た今なお、自民党の金権体質は改まることがない。さらに公共事業等をめぐる口利きなど、政治とお金に関わる汚職は深く広がっており、日本経済を蝕む大きな要因となっている。リクルート事件を真に終わらせるためには、民主党が提出している政治資金規正法改正案等を早期に成立させ、政治資金の透明化を図ることが必要であり、早急に審議日程にのせるべきである。
民主党は、これまで以上に自民党に対し、その本質である金権体質を改めて糾すとともに、厳しくその政治姿勢を追及していく。
以上
|