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2003/03/05
名古屋刑務所副看守長の起訴について(談話)
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民主党 法務ネクスト大臣 千葉景子

名古屋刑務所の受刑者が刑務官により高圧放水で暴行を受け死亡した事件で、名古屋地検特捜部は4日、副看守長の乙丸幹夫容疑者を特別公務員暴行陵虐致死罪で名古屋地裁に起訴した。この間、7名の刑務官が起訴された事実は、矯正行政の根本を揺るがす深刻な事態である。

民主党は国会審議を通して、一連の名古屋刑務所の事件につき、事件の残虐性とともに、矯正施設の密室性と隠蔽体質、事態を放置してきた法務大臣の責任を厳しく追及してきた。

さらに、民主党は実際に消防用ホースを使って高圧放水の実験を行った。この実験を通して、高圧放水を受けた人間が傷害を負うのは明らかであり、処遇の目的を著しく超えていること、消防用ホースを一人で操作することが困難であることなどが判明した。

民主党は事件を重く受け止め、刑務所における受刑者の人権確立のため、政府に対し徹底的な真相究明、責任の明確化を求めるとともに、行刑施設はもちろんのこと、我が国における人権救済制度の確立に向け、引き続き取り組むものである。

以上

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