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2002/12/26
北朝鮮の燃料棒の移動など一連の行動について(談話)
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民主党『次の内閣』外務ネクスト大臣 伊藤英成

国際原子力機関(IAEA)は、北朝鮮が黒鉛実験炉施設内で、凍結されていた400本の核燃料棒を、原子炉付近に移動させたことを明らかにした。北朝鮮は実験炉の封印撤去後、原子炉の再稼働作業を進めているが、この一連の動きは、米朝枠組み合意や日朝平壌宣言を踏みにじり、ますますエスカレートする危険な瀬戸際外交に踏み出す行為であり、深く憂慮する。

日朝国交正常化交渉の再開には、北朝鮮が無益な非難を止め、拉致事件や安全保障上の問題解決に向け、具体的かつ誠実な行動を実行に移すことが前提である。

民主党は、東アジアの安全保障の根幹にかかわる核問題や、日本の主権と日本人の人権にかかわる拉致事件など重大な問題に対して、十分な準備もなく日朝交渉に臨み、今日の膠着事態を招来した政府の外交能力の欠如を非難する。政府は、早期に米国や韓国に総理特使を派遣するのを手始めに、日米韓が密接に協議し、国連安保理での協議を働きかけるなど、中国、ロシアを含めた関係諸国と緊密に連携して事態を打開すべきである。

以上

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