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2002/08/19
日朝赤十字会談をうけて(談話)
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民主党 ネクスト・キャビネット
外務・安全保障大臣 伊藤 英成

平壌で行われていた日朝赤十字会談が、日本人妻里帰り事業再開や行方不明者調査の継続などの合意事項を盛り込んだ「共同発表」を出して終了した。人民保安省との初会談や寺越氏との面談などで、熱意や誠意を強調し、共同発表で、「行方不明者」の安否確認について「今後調査を加速化させ、調査結果が判明次第、日本側に迅速に通報し、適切な措置を取る」とするなど、北朝鮮の対話再開への姿勢の転換は歓迎したい。しかし、日本側が認定している8件11人の拉致問題では具体的な進展はみられず、北朝鮮側の調査実態の詳細についても明らかにされていない。

これまでも北朝鮮とは、食糧支援等を含め対話を図ってきたものの、北朝鮮赤十字会が行方不明者の調査を突然打ち切ったり、国交正常化交渉が中断するなど、何度も頓挫してきた経緯がある。政府は、北朝鮮の意図を慎重に見極め、今回の成果を踏まえて、着実にかつ粘り強く諸問題の解決に向けて交渉に臨むべきである。特に、拉致問題については、人道的な面からも全員の早急な帰国実現のために最善を尽くすべきである。

以 上

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