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2002/08/06
防衛庁情報網データの流出について(談話)
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民主党 ネクスト・キャビネット
外務・安全保障大臣 伊藤 英成

 陸上自衛隊と海上自衛隊の情報システムに関するデータが、富士通から漏洩した疑いが明らかになった。今回、富士通への恐喝容疑から、情報漏洩の事実が露見したが、それがなければ、情報漏洩が放置されていた恐れもあり、事態の進展によっては、わが国の安全保障に支障をきたしかねないものである。

 本来、専守防衛を国是とするわが国は、情報収集・分析・対応能力の向上が喫緊の課題である。しかし、防衛庁は、先の個人情報リスト作成問題でも、情報管理に関する問題意識の低さを露呈したばかりであり、このようなずさんな情報管理では、防衛庁に対する国民の信頼を大きく揺るがすことになる。

 捜査当局の迅速な捜査による犯人検挙はもちろん、流出経路の特定、流出した情報の二次漏洩の可能性も含めた徹底した保全対策等を実施し、民間会社との契約のあり方や既存の契約の履行状況も検証し、再発防止に向けて、契約解除等も視野に入れた抜本的な組織・態勢の建て直しに着手すべきである。

以 上

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